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めきょさんの過去の産物

3年半近く、計2ヶ所のブログに書いていた記事をアーカイブするために作りました。

宮城県北部(石巻・女川)に行ってきました【後編】

行ってみた 旅行記 石巻 宮城 女川 東北

前回までは

前回では宮城北部・石巻市にある「サン・ファン館」を中心の旅行記をお届けして参りました!
今回は、石巻市から更に北上、「女川町」へと車を走らせます!

本文をお読みになる前に注意点を…

当記事におきましては、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」に関する内容(津波動画や震災後の廃墟等)を少し含んでおります。
閲覧される際におきましては細心の注意を払っていただくようお願い申し上げます。

また、震災に被災された方々には心からお見舞い申しあげると共に、
復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。
私から出来ることと言えばかなり限られておりますが、その限られた範囲におきまして、復興支援をさせていただければと存じます。

 

女川町へ行こう

f:id:mekyonama:20160902090302j:plain前回訪れたサン・ファン館から石巻市から牡鹿郡・女川町へは北に約12キロ。
リアス式海岸に沿ってほんの少し北に行くと気仙沼市、そして更に北へ行くとそこはもう岩手県という、宮城県北部の町です。

東日本大震災と女川町

女川町と言えば、皆様の記憶にも新しい「東日本大震災」の津波の被害があった町です。
太平洋側の被害は甚大で、気仙沼市を中心に15,000人以上の方が亡くなり、今もなお17万人を超す人が家を失い、仮設住宅等にて暮らしているという大震災。
女川町も例外ではなく、

f:id:mekyonama:20161006100601j:plain廃墟と化した建物は今もなお現存しておりますし、

f:id:mekyonama:20161006100735j:plain街の中心部とも言うべき女川駅周辺は更地が目立ち、そこに入る店も、そのお店の営業の目処も未だ立っておりません。
震災から2年経った今(2013年)もなお生々しい爪痕を残している、それが女川町です。

女川町へのルート

女川町へは車・電車共に向かうことが可能です。
車(自家用車・レンタカー・都市間高速バス)の場合は一般道(国道398号・女川街道)を走ることになり、電車の場合は在来線(JR石巻線)にて1時間ほどで到着します。
車の場合は山道を通るため、また電車の場合は単線ということもあって、ちょっと時間帯を間違えるとエラいことになります。ご注意を…!

マリンパル女川

f:id:mekyonama:20160902090228j:plain 女川へ向かう途中、「マリンパル女川」という建物に差し掛かったので寄り道をすることにしました。
ここは女川港で水揚げされた魚介類をそのまま(又は加工し)販売しているお店が並ぶ、謂わば道の駅のようなところです。

f:id:mekyonama:20160902090222j:plain 画像左側が海(万石浦)。津波は建物まで押し寄せたそうです。

ホヤちんこ

f:id:mekyonama:20160902090234j:plain 店内に入る前に、何やらデカいパチンコ台が見えました。
その名も「ホヤちんこ」。後半部分だけ見たら卑猥な響きにしか聞こえませんねw

で、これはなんなのかと言うと、女川町の特産物である「ホヤ」をこのボードの気持ち上の方に投げつけるゲームのこと。
20度くらいの角度で立てかけ、それに向けてホヤを投げつけると、ちょうど股間の7.7mm機銃ぐらいの大きさの釘に何回か当たった末、下の方にある数字にハマるようになっております。
数字のところまで落ちきったら、その数字の数だけホヤを貰えるそうです。
(詳細に書かれた記事と画像を見つけました)

ホヤとパチンコを略してホヤちんこ…
説明したら多少は「あぁー」って思うけど、殆どの人は「何!?ちんこ!?」って卑猥な誤解をするやろなぁ…

マリンパル女川

住所:宮城県牡鹿郡 女川町小乗浜小乗87−2
アクセス:石巻線沢田駅又は浦宿駅から徒歩27分。または車で3分
営業時間:8:30~19:00(店舗が複数あるため、店舗により営業時間が異なります)
日曜営業
電話番号:0225-54-4714 定休日:店舗が複数あるため、店舗により定休日が異なります
駐車場:30台位

そこで買い物を済ませ、今度はそこから3キロほど北に行ったところにあるかまぼこ屋「高政」へと向かいました!

高政にて笹かまをアレ尽くす(意味深)

マリンパル女川を出て5分。やたらとデカい建物が見えてきました。

f:id:mekyonama:20160930063642j:plain この建物は「蒲鉾本舗高政女川本店万石の里」と言い、仙台名物「笹かま」を作っている食品加工メーカーの販売店兼生産工場です。

高政 女川本店 万石の里

食べログ高政 女川本店 万石の里

f:id:mekyonama:20160902090227j:plain
仙台と言えば「牛タン」、「ずんだ」、「萩の月」、そして「笹かま」。
例えば牛タンで言えば利休、伊達の牛たん本舗、喜助など複数の会社がシノギを削っているのと同様に、笹かまも「阿部蒲鉾」「鐘崎(かねがさき)」「佐々直」と言った有名メーカーが存在します。
高政の笹かまは地方ローカルながらCMを流している上記3メーカーに比べたら若干知名度は低いのですが同じくらい有名で、楽天市場でもランキング上位に名を連ねている名店であります!

f:id:mekyonama:20160902090233j:plain入り口はこ↑こ↓f:id:mekyonama:20160930063641j:plain その前にある駐車場は結構大きく、自家用車はもちろん、ちょっと大きめの観光バスも問題なく駐車できます!
そのためか、たまたま行ったこの日は関西人と思しき集団の人がいました!

まずは店内を見尽くす

f:id:mekyonama:20160902090241j:plain 店内は小奇麗な喫茶店のような雰囲気。
我が家の近所にある某オヤツマズな菓子を売っている菓子屋「なんとか万年堂」のような店構えですねぇ。

f:id:mekyonama:20160902090246j:plain 高政の店員さんと、我らが愛する「水曜どうでしょう」のヒゲディレクター・藤村さんとが仲良い間柄のようで、藤村さんがマラソンに参加したときのシャツや、 f:id:mekyonama:20160930063643j:plain ゼッケンを展示していました!

笹かまが出来るまでを見尽くす

店内にはこういう藩士ホイホイ」の他に、笹かまを製造している様子を見学できるコーナーもあります!
しかもなんと予約不要です!
見学自体は自由なので、およそ10メートルほどの廊下をじっくり観察しませう!
※一応会社の大事な部分となるため、店員さんに「見てもいいですか?」って言うぐらいはしてもいいかとは思います。
※防菌のためスリッパに履き替える必要があるので、なるたけ脱ぎやすい靴にすると良いかと思います

スリッパに履き替え、見学スペースに行くと左右に通路が分かれており、笹かまをこねるところからパッケージングする過程を見ることができます!

f:id:mekyonama:20160902090239j:plain こねくり回された笹かまの素を形をある程度整えて、じゃばらの筒で挟んで、段をつけているところ。
パッと見た感じやときりたんぽかなんかかなーと思えるんですが、続いての工程でじゃばらが機械の手で外され、パッケージングされ、最終的には出荷可能状態になります!

f:id:mekyonama:20160902090250j:plain この窓からは蒲鉾を乾燥しているところを見ることができます。
ここから焼き目をつけて、笹かまぼこが出来上がります

そして、ここまでの見てきた作業を経て作られた蒲鉾は、店内のフリースペースで食べることができます!

笹かまを味わい尽くす

f:id:mekyonama:20160930063644j:plain 店内奥、見学スペースの左奥に笹かまを焼くスペースがあります! f:id:mekyonama:20160902090242j:plain もちろんこちらも無料!
焼くスペースの近くにはフリードリンク(水かお茶)のサービスもあるので、お茶も交えつつちょっと一服…なんてのも出来ますよー!

f:id:mekyonama:20160902090216j:plain 笹かまが焼きあがるまでの間に食べたい(と、個人的に思う)のが「おながわEgg」!

f:id:mekyonama:20160902090255j:plainパッと見シュークリームのような見た目なんですが・・・ f:id:mekyonama:20160902090220j:plain この中にはホクホク?の卵(黄身)が入っています!傍らにある「わさび塩」をかけて、どうぞ!
わさびが嫌いな方でも、それほどわさびの香りやツーンと来るあの痛み?は無いに等しいですよ!
むしろ風味が増すので、オススメです!
全くの余談ですが、この記事を書き出した当時は超ド級貧乏だった都合上、5玉90円といいうアホみたいに安い◎協うどんにこのわさび塩をかけ、卵(1パック150円)をぶっかけて食べるという食事スタイルで飢えをしのいでいました。そのおかげか、料理にわさび塩をかけて食べると今でも苦しい時期を思い出しますw

海の幸を食べつくす

高政での見学が終わった時点で時計の針はお昼手前ぐらい。
朝ごはんを軽めに済ませ、高政でも「海の幸を食べたいんじゃー!」というめきょ家総意のもと笹かま焼きをパスした(おながわEggはスタッフが美味しくいただきました)ので流石に腹が減ってきました。
兄の勧めもあって、ここは女川の海の幸を提供してくれる名店「おかせい」にて海の幸を食べつくそうということになりました。

f:id:mekyonama:20160930063646j:plain 途中、カーナビにも、GoogleMapにも載っていない謎の通行止めにより多少の時間を喰いましたが、15分かけてどうにかこうにか「おかせい」に到着しました!

おかせいにて海のさt…
(文章はここで途切れている)

おかせいに到着し、駐車場に車を停めました!f:id:mekyonama:20160930063621j:plain おかせいは女川港から本当に近く、普段は漁師の方がお昼がてらここに食べに来るんだとか。 f:id:mekyonama:20160930063620j:plain ガードレールなどは最近になってつけられたんだそうです。まだまだ復興は遠いんですねぇ。
店内にはマリンパル女川ほどではないけどそこそこな品揃えの売店もあるそうです!
配送もここからやってくれるので安心れすね!

f:id:mekyonama:20160930063619j:plain 撮影日は普通の休日。
なんぼ中心地から遠いと言ってもお昼時にしちゃあ閑散としておるが…何があったんやろか…

とか思っていたら、駐車場の交通整理をしていたおっちゃんが車に近づいてきました。

駐車場を整理してたおっちゃん「今日はもう提供する魚が無くなっちゃったんですよーごめんなさいねー」










え゛?








はぁ?








ホンマ?








今日、もう閉店なん!?(高菜、食べちゃったんですか?のあの感じで)








ここの海の幸は某レビューサイトで3.5をキープするハイクオリティと聞いていただけに超楽しみにしていたのですが、美味い海の幸が食べれないとあって一同がっかり。

とは言え、お昼時にウロウロしていると他の店も閉まるかも知れない。
「あれこれ悩むよりもとっとと他の店に移動しようや」ってことで、おかせいからまぁまぁ近い「ニューこのり」にて昼ごはんを食べることにしました。
それにしても行きたかったなぁ…!

おかせい

住所:宮城県宮城県牡鹿郡女川町小乗浜字小乗115
アクセス:石巻線女川駅から徒歩15分。または車で10分
営業時間:11:00~16:00頃(なくなり次第終了)
ランチ営業、日曜営業
定休日:水曜日
駐車場:10台(店前のスペースなのですが、ホームページ等には明記がありませんでした。大型車不可)

ニューこのりにて海の幸を喰らい尽くす!…までは長き道程よ…

f:id:mekyonama:201630063623j:plain ニューこのりはおかせいから見て駅の反対側。山の中腹部にあります。
前はもっと海に近いところで営業していたそうですが、津波の影響で已む無く上に移動することになったとのこと

f:id:mekyonama:20160930063624j:plain お店にたどり着くと駐車場は満杯。 f:id:mekyonama:20160930063625j:plain そして見えてくる人だかり。
後から調べてみたら、ニューこのりはおかせいと並ぶ名店で、おかせいが閉店したら待っていた人は皆こっちに来るそう(逆も然り)です。やってもうたのう…!
まぁ僕らもそうなんですが。

店内に入り、一旦並び順を確認したら30組(ざっと数えたら待ち人数40人超)のお名前にチェックが入っていませんでした。
軽く絶望しか見えない待ち人数ですが、もう隣市とか遠ざかってまで食事したくないので、女川駅周辺を撮影しつつ、2時間ほど待機することに。

女川駅を撮影

女川駅はJR石巻線の終着駅。
f:id:mekyonama:20160930063627j:plain かつて40年近く建っていた駅舎は東日本大震災の影響により壊滅状態になってしまい、その後に建てられたのがこの駅舎。
駅舎とかそういうランドマークってかなり頑丈に作られてると思ってた…

ちなみに今回はお昼ごはんの都合上で断念しましたが、温泉が駅舎2階にありまぁす!(血涙)

f:id:mekyonama:20160930063628j:plain 駅舎から真っ直ぐ伸びる道がありました。
この道、そして店舗群は「シーパルピア女川」。テナント型商店街となっており、工芸店や食事処、日用品店など生活に必須なお店はもちろん、イベントスペースもありました。結構整備されていますねぇ…!
おかせいとかもここにあればもっと人来ると思うんやけど…って思ったのは内緒な!

f:id:mekyonama:20160930063629j:plain おお…!ダンボルギーニ売ってるで…!
あんな高級車がこんなところで買えるんか…!凄いな女川…!(棒)

f:id:mekyonama:20160930063631j:plain 一方でこんな感じで建築途中のスペースも。まだまだ、まだまだ…なんですねぇ。

ここにも食事処が何店舗かありまして、「もうここで食べようかな」って思ったのですが f:id:mekyonama:20160930063630j:plain やっぱり閉まってました。そんなに現地の人の昼飯って早いのか…!?

戻って更に待つ

可能な限り見学したので、もう一回ニューこのりへ戻りますが列は大して進んでません… f:id:mekyonama:20160930063626j:plain 待っている間に山間を一枚。
草も生えないぐらい土が盛られているのはこの辺りにも津波が押し寄せたからだそうです。うーんこの。

いよいよやることが無くなり、再放送ドラマを見つつ艦これレベリングを進めること2時間弱。
ようやっと店内へ入ることができました!

帰ってきた「海の幸を喰らい尽くす」

f:id:mekyonama:20160930063639j:plain 店内に入るとまず目に入るのがズラリと並んだ色紙! f:id:mekyonama:20160930063640j:plain 3時間並んででも食べる人がいる「有名店」に入ったんだなぁって実感…!並んでよかったー!

店員さんから事前にメニューを見せていただいていたので着席して即注文! f:id:mekyonama:20160930063632j:plain 何時間かぶりの水分を補給してちょっと元気になっためきょ家一同。
そして待つこと15分でやってきたのが…

f:id:mekyonama:20160930063635j:plain ドン!

f:id:mekyonama:20160930063638j:plain ドドン!

f:id:mekyonama:20160930063637j:plain ドドドン!

f:id:mekyonama:20160930063636j:plain も一つおまけでドドドドンっとな!
ってな感じの海の幸の数々ですよ!

ちなみに今回は刺身盛り合わせ・穴子の天ぷら・海鮮五色丼(3人分)を頼んで10,000円ほど。
東京で食べる海鮮丼とそうそう変わらない金額ながらも、何か別の粉的ななにかが入ってるとしか思えないのはどういうことなんですかね…(恍惚
たまーーーに行く居酒屋とかで刺身で酒を呑んでる人がいるけど、このクオリティなら納得やわ…!

食事を待つ時間15分に対して食事完了までの時間がなんと30分。
僕と食事したことのある人はご存知と思いますが、僕はお好み焼き1枚食べきるのに1時間かける人ですからね。超スピードですよ奥さん。
かなりガツガツと食べちまったから写真を殆ど撮らなかったのは私の責任だ。だが私は謝らない。

ニューこのり

住所:宮城県牡鹿郡 女川町小乗浜小乗87−2
アクセス:石巻線女川駅から徒歩30分。または車で10分
営業時間:11:00~19:00(予約可能です)
ランチ営業、日曜営業
電話番号:0225-53-2134(ただし、店内は混雑しており、結構な確率で電話に出れないこともあるそうです) 定休日:火曜日
駐車場:30台

めきょ は ちからつきて しまった!

サン・ファン館、笹かま、海の幸…目的を全て達しためきょさんはすっかり力が抜けきってしまいました。
が、しかし、ここは宮城北部の女川町。帰ろうにも東京から軽く400km近く離れてます。

流石にこれから東京へ帰るってなるとスケジュール云々の前にありとあらゆる意味で危なすぐると判断。
「こんなこともあろうかと!」と言わんばかりに事前に押さえておいた福島県のビジネスホテルまで車を走らせることにしました…!

さらば…女川…!そして…石巻…!

まとめ

というわけで今回宮城北部、太平洋側を巡れるだけ巡ってみた今回の旅行記、いかがだったでしょうか。
1日という限られた時間の中でも多くの土地を巡り、現状を見ることが出来ました。
そして、ブログを書きながら「あれ、そう言えば気仙沼行ってへん」って気づきました。気仙沼市の皆様ホンマすいません…!

今回の旅行を通じて、「復興は一筋縄ではいかないんやなぁ」と強く感じました。
単純にサン・ファン館、女川駅やマリンパル女川、ニューこのりだけ見て、適当に食べて飲んでいたら全く気づかなかったと思います。
なんたって僕らはTVとかでしか見れませんもの。「うわぁエグいなぁ」とは言っても、それを肌で感じられませんもの。
極端な話、「大丈夫です!ちゃんと復興してますよ!」って女川駅周辺の様子をちょっと見せてもらったらそれで納得してたと思います。

そして、一筋縄では行かない中でも少しずつ、ちょっとずつ元あった姿に向けて頑張っている女川に住む住民の皆様の情熱、熱気を感じました。挫けずに頑張ってます。本当に。

風化されつつある今だからこそ、改めて、同じ道路を通るだけでも「あれ、ここってこうやったっけ。変わったなぁ」ってな具合で成長を感じるのは良いもんだなぁ。と思いました。
今後も、可能な限り遊びに行こうと思います!

このブログ、この記事を最後までご拝読になられた皆様におきましても、少しでも復興に向けて道1メートルから復興に取り組んでいる女川の皆様の情熱を、現地に行って実際に感じ取っていただければ幸いやな、と思います!

では、また次回…!

おまけ

f:id:mekyonama:20160902090215j:plain 奥州…伊達…武田…うっ頭が

f:id:mekyonama:20160902090231j:plain 風林火山本陣は、見た目が宗教本山みたいですなぁ…なんだこれは…たまげたなぁ…