めきょさんの過去の産物

3年半近く、計2ヶ所のブログに書いていた記事をアーカイブするために作りました。

岩手侵攻!

おはようございます。子供の頃は牛乳の飲み過ぎで3日に1回は腹を下していました、めきょです。

突然ですが、皆様は「岩手県」というとどのようなモノを想像されるでしょうか?

わんこそば、平泉、あまちゃん…ちょっと詳しくなってきて前沢牛盛岡冷麺龍泉洞厳美渓乳頭温泉…こんなところかと思います。

ここまで書いたら「お前実は岩手大好きなんじゃねぇか」と思われるかも知れませんが、実はこれ、Google先生に聞いた結果出てきた観光地を列挙しただけなんです。
つまるところ行ったつもりにはなっていても実際には行ってねぇという、今のところお粗末な展開です。

やはり旅というものは「行ったつもり」よりも「実際に行って」が大事!百聞は一見に如かず!
というわけで、めきょ家全員を巻き込み、岩手県へと旅立ちますぞー!

 

「小岩井牧場」へ行こう

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東北道をかっ飛ばして2時間半。
まずはやってきましたよ小岩井農場
正式名称「小岩井農場まきば園」は、自分がとっても好きな番組「水曜どうでしょう」のロケ地でもあります!

ご存じの方は多いと思いますが、残念なイケメン俳優安田顕氏が牛乳を大地に還した土地でもあるのです!

説明不要の雄大?な大地

流石に牧場と言うだけあって、まずデカアァァァァァいッ説明不要!!な大きさ!
広大な土地の総面積は3,000ヘクタール!900万坪!管理している乳牛は2000頭以上!スケールが一気に北海道チックに!
僕の実家から2時間ちょっとで行けるあの牧場が真っ先に浮かんできたけど、あの牧場とスケール感がまるで違うわ…!

ちなみに広大過ぎるからか、地図とか見ても自分がどこにいるのか全く分からないです。 GoogleMapで見ても周りが緑一色!麻雀か!
ちなみにデカすぎるからか、敷地面積の3分の1は隣の市(岩手県滝沢市)に属しているらしいですよ

小岩井農場園内へ

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 入り口にて入場券を購入し、園内へ突入じゃー!

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園内の印象は、関東圏在住の方は分かるであろう「こどもの国」とか「昭和記念公園」に近い印象!
早速問題?のシーンを撮影しても良かったのですが、それよりもやりたいことがありましたので、そっちを優先させることにしました!

バターを作ろう

小岩井農場ってのは牛さんが2,000頭以上おりまして、牛乳から作れる乳製品をかなりプッシュしているのです!
牧場と言うだけあって、牛から羊から犬から馬・・・と色んな種類の動物がいて、その動物の種類に応じたアトラクション(バター作り、羊毛刈りなどなど)があったり、イベント(乗馬や各種ツアー)があったりします!

今回参加したのは「バター作り」。
バター作り自体は500円という安い参加料と、農場近辺がちょっと雨天気味だったのもあって、参加することにしました!

バターはこうして作られる

バター作りの所要時間は大体1時間程度。
簡単な体験型の授業?ということもあってご家族連れでの参加が多かったです!まぁ僕らも家族で参加してますが

必要な手順はこんな感じ!

  1. 牛乳を専用の容器に入れます 

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    作業机は容器・濾し用の容器・牛乳が既に置いてあります。
    僕の隣に立っていたワンパク坊主が先生の制止を振りきって?牛乳を飲みそうになってて周り一同爆笑だったのは内緒だぞ!

  2. 固形にするため、10分間、ひたすら振ります

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    バター作りの第一歩。まずはこの牛乳(低温殺菌牛乳)を

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    この容器に入れてひたすら縦に横に振り続けます。
    指導してくださった作業員さん曰く「全力で振り続けてください」とのこと。
    これが結構しんどいです。ストレッチしてても筋肉痛確定です。バター舐めんなって感じです。これは牛乳に比べて高いのもうなずけるな…!(多分違います)

  3. 固形になったものと、そうでないものとを濾して分けます

    10分間、容器を休みなく振りまくると、牛乳が固まっているのが確認できると思います!

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    更に3分くらい経過。
    容器を休みなく振りまくってから、濾し用の容器にダバーっと牛乳を垂れ込みます。容器に固形化したバターの素のようなものがあるので、それらは貸し出してくれたスプーンで掻き出します。

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    結構固形になってる!キャッホーイ!

    我が家の牛乳も振り続けたらこうなるのかな?
    と思っていたら「市販されている牛乳は成分や脂肪分が整えられていて、振っても多少泡立つだけ」だそうです。つまり「なんぼ振っても脂肪分の塊であるバターにはならんで」だってさ。がっかりやな…!

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    ちなみに、濾し用の容器から白紙を取り出すと、固形化しきれなかった牛乳が残ります!もちろん滅菌した普通の牛乳ですので、ゴクゴク飲めます(*´∀`)<ンマーイ!

  4. 南部せんべいにバターをつけて食べます

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    後はこのバターを南部せんべいにつけて食べます。ここまでで作り上げたバターは所謂「無塩」。南部せんべいは結構塩味が強いので、バターを付けて食べると市販されているバターのような味になるって訳です!

感想

この行程はオカン・兄・めきょさんの3人でやったのですが、シェイクの部分がとっても重労働。
序盤は「ミルクカクテルやー成分100%やでー」だの「マスター、いつもの」「畏まりました」と言い合ったり…てな具合で和気あいあいとやっていましたが、途中から痛みと闘いながらひたすらシェイクする、重労働と化していました(;´Д`) 人間そんなに機械的に振れないよねぇ…

ちなみにバター作りの会場は乳製品販売所の2階にあります。
そして1階には機械でシェイクし、ちゃんとした商品として販売しているバターがありました。文明の進化を実感したよ。

安田さんリバース事件ごっこをやろう

13分シェイクの疲れをバター作り(人力)工場の下にある乳製品販売所にて売ってたソフトクリームで癒やした我々は「安田さんリバース」事件の模倣をやることにしました。

安田さんリバースとは?


嫌な…事件だったね…

文章にすると「安田顕という残念イケメン俳優が牛乳を合計2リットル近く一気飲みしたらゲーゲーとリバースしてしまった」という逆飯テロな事件なのですが、一人のイケメン俳優が柄にもない?無茶をして結果自爆というのは何となくメシウマというか対岸の火事的な笑いを我々視聴者にもたらしてくれる、そんな感じがあります。

ほんでまぁ、「僕らはイケメンでもないし俳優でもないけど同じようなことが出来るんじゃないか」という思いのもと、牛乳を試しに1本購入してみました!

誰でも出来る!「安田さんリバース事件ごっこ」

まずは牛乳を買って、一気に飲みます。まぁ、初心者は1本で十分でしょう。

f:id:mekyonama:20161015104552j:plain一気に飲み終わったら、跪き、蹲ります。

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…めきょを経て、大地へ還るのポーズを撮ってもらえたら完了です!お疲れ様でした!
※画像上では吐いていることになっていますが、吐いていませんよー!少しでもそれっぽくしたかっただけなんです!

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 交通費が4万円弱!所要時間3時間弱でこのくだらない遊戯が出来ますよ!皆様も是非!

この後、乳製品とジンギスカンセットを購入して、小岩井牧場を後にしました!
体験アトラクション?もあって、結構楽しかったです!

小岩井農場(小岩井農場まきば園)

住所:岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
アクセス(公共交通機関):JR田沢湖線 小岩井駅から徒歩1時間20分。又は盛岡駅から「小岩井農場まきば園行き」または「網張温泉行き」に乗車、30分。
アクセス(車):東北自動車道 盛岡ICより約15分(12㎞)
営業時間(10月1日~11月18日):9:00~17:00
営業時間(11月19日~翌年1月3日):12:00~20:00
電話番号:019-692-4321
定休日:無休
※天候・その他の条件により、変更となる場合がございます。
駐車場:普通車2,000台

お昼ごはん

続いては、陸奥グルメな部分を侵攻すべく、岩手県盛岡市内へ向かいました!

まず向かったのは「ぴょんぴょん舎・稲荷町本店」
この「ぴょんぴょん舎」という飲食店は盛岡冷麺をメインに取り扱っているお店で、盛岡市内に4店舗、首都圏に5店舗ある超有名店でもあるのです!
首都圏ではスカイツリー真下のソラマチにもありますし、銀座3丁目にもあるみたいですよ( ´∀`)

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外観はこんな感じ。左下に見えるのは「スーパーダブルエックス」という、東北各県ではよく見る「大人のおもちゃ」のお店です。大人のおもちゃって何だって?そんなくだらない質問するな!分かったら「イエス」と答えろ!つーか子供も来るポピュラー飲食店の隣に如何わしいお店かよ・・・大丈夫かいな

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ちなみにお昼時だからか、外まで行列が出来てます
1時間以上の待ち時間を覚悟しましたが、30分で店内へ入ることができました!

店内

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全体的に落ち着いた印象の店内。流石有名店の本店やな…!

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席に座り、早速冷麺セットを注文!

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到着したのがこの豪華なランチセット。見た目だけでもヨダレが出ますね…!

僕自身、冷麺という料理は生まれて初めて食べたに等しいレベル。
料理にスイカって酢豚のパイナップルぐらい意味が見いだせない果物だと思っていたのですが、これは焼き肉を食べた後に食べると口がさっぱりしていい感じなんですよねー!

ちなみに、これだけ食って1,600円という格安価格!
全部食べたら相当するだろうに…

ぴょんぴょん舎 稲荷町本店

住所:岩手県盛岡市稲荷町12-5
アクセス:JR各線・盛岡駅から徒歩30分。又は路線バスにて7分。車7分。
営業時間:11:00~23:30(ラストオーダー22:30)
ランチ営業、日曜営業
電話番号:019-646-0541
定休日:なし
駐車場:50台

 

厳美渓

食い終わったのが13時30分。今回は自家用車で移動しているので、時間の制約があってないようなものだ!やったぜ!

ってことでグルメな旅、岩手県編②である「わんこそば」を食べようとしたのですが、流石に昼ごはんを腹いっぱい・夢いっぱい食べた我々は、運動がてら厳美渓へ行きました!

厳美渓

厳美渓盛岡市内から車で1時間15分ほど。
宮城県との県境である一関市から近いところにあります。

実はここも我々が愛する「水曜どうでしょう」のロケで訪れた土地で、ミスターこと鈴井貴之さんがだんごを喰って悶絶していたところです!


前々からちょっとずつ思ってたけど、東北民って餅とか凄い好きなんやなぁ…

郭公だんごというシステムが生まれたのは1878年
厳美渓を挟んで向かい側にある茶屋の創業者が、対岸側にいる観光客にだんごをスムーズに渡せるように考案したものです。

f:id:mekyonama:20161006121253j:plain その茶屋と渡してもらう対岸側の間にはワイヤーロープが伝わっており、団子が入ったカゴがそのロープを伝わっていきます。
(こちらからお願いするときに団子の価格をカゴに入れます)

f:id:mekyonama:20160915212340j:plainで、茶屋から送ってもらった団子たちはこちら。団子6兄弟なんですね。

団子は左からゴマ・きなこ?・あんこ・ずんだ・醤油x2。
比較的小さいサイズなので大したことはない…ように見えてタレとかが重たいのね。
おまけで車移動がメインになってるもんだから腹がちっとも減らないw

3人がかりで食べきり、再度盛岡市内へ車を走らせました!

グルメな旅、岩手県編②

てなもんで、盛岡駅前にある「東屋」というお店に入ったのは7時半頃のことでした!
仙台で言うところの「ずんだ餅」や「牛タン」のように、盛岡の代表的な食べ物は「わんこそば」でして、冷麺よりも古い1600年頃から400年以上伝承されているソウルフードでございます( ´∀`)

中でもこの「東家」は明治40年からの老舗名店!そりゃあ駅前の分かりやすいところにありますわな…!

ってことで、ちょうどかきいれ時の店内へ。
既にあちこちで重ねられる「はいよー!」「もう一杯ー!」「よいしょー!」という威勢のいい掛け声と、その傍らに積み重ねられていっている赤色のお椀。

冷麺+焼肉のセットでいい感じのお腹の膨れ具合だった我々は、とりあえず周りに倣って「お椀の数で数える」わんこそばコースを注文しました! 

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鮪刺身・なめこおろし・とりそぼろ・胡麻・海苔・一升漬・錦盛などなど、結構豪勢なコースで3,240円でした!

ここからはお椀が積み重ねられていっている画像を撮り損ねたのでダイジェストでお送りします。

10杯~50杯

比較的余裕があるめきょ家一同。

めきょ「余裕~」

若本「100行けるんじゃね?」

オカン「ギブアップ・・・」

この時点でオカンがギブアップ。
まぁジャイアントなんとかさんじゃないし、多少はね?

50杯~60杯

満腹中枢が刺激されまくって腹八分目という言葉を忘れる僕と若本。
ちなみにお椀15杯でちょうど普通の蕎麦1杯分だってさ!
もうざる蕎麦4杯分食べてるんですがそれは触れないでおこう…

めきょ「ベルト外しておこう…」

若本「まだ余裕!」

オカン「がんばれー」

60杯~70杯

腹八分目どころか腹十一分目に突入しためきょ、そしてそれを引き離す若本。

めきょ「やべぇよ・・・やべぇよ・・・」

若本「まだまだこれからじゃー!」

オカン「がんばれー」

80杯~

めきょさんが限界。が、しかし…

めきょ「も・・・もう無理・・・(フタを閉じようとする)

店員「はい頑張ってー!よいしょーい!(メガネを押しのけて入れられる蕎麦)」

めきょ(鬼や・・・この店員さん天使のような悪魔の笑顔でエグいことしよった・・・!)

若本「おう・・・キチィ・・・」

オカン「がんばれー」

…という終わりなき闘い?が続くかと思われましたが、店員さんがわんこそばを取りに行った隙にお椀を被せ、強制終了させました…
記録は85杯。わんこそばに付けあわせる葱とか食い過ぎて「おなかいっぱいマン」になってます…!

ちなみに、わんこそばのフタを閉じて少し経つと、こんな感じの証明書をもらえます! 

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兄は90杯、オカンは45杯でギブアップでした。

余談ですが、東家わんこそばを100杯以上食べると、わんこそば照明手形なるものが貰えるそうです。欲しかった…!

わんこそばと南部そば会席|東家(あずまや) 盛岡駅前店

住所:岩手県盛岡市盛岡駅前通8-11
アクセス(公共交通機関):JR各線・新幹線 盛岡駅から徒歩3分。
アクセス(車):東北自動車道 盛岡ICより約10分
営業時間:11:00~20:00
14:30~17:00の間は休憩時間
電話番号:019-622-2233
定休日:不定休
駐車場:専用駐車場は無し(コインパーキングは有)

心の底から「もう食えねぇ」と言わんばかりの足の重さで車へ。

本当はシートベルトで締めあげられている腹をなんとかなだめてから車を走らせ、盛岡からほど近いつなぎ温泉へ一風呂浴びに行こうかと考えたのですが、晩ご飯を食べ終わった時点での時計の針は21時。この時間から入れる日帰り温泉は無かったんや…!

じゃあじゃあじゃあ、ファミレスかショッピングモールはどうや、と思ったのですが、それも断念し、車を仙台へ走らせることにしました。

なんでかって?

それはね…

これから…

家(仙台)にマッハで帰らないと車中泊になっちゃうからね…!

まとめ

そんなわけで岩手侵攻のまとめを…!

移動時間としてはそんなにかからなかった

岩手県と言うと全国第三位の面積の広大な県。
県の端っこから中心部までと言えど結構かかるのかなーと思っていましたが、高速を駆け抜けること1時間ぐらいで中心部を抜けるところまで行けました!
おまけで幹線道路の道は2車線~3車線と広く、走りやすかったですね!
車の免許取り立てのドライバーさんや長年運転していないペーパードライバーさんでも、レンタカーかレンタサイクルさえあれば結構楽しめるかと思います!

意外と暑い

東北=北=寒い(夏はそこまで暑くない)という固定観念がある人というのは多いと思いますが、湿度が無いだけで意外と暑かったです。
動き方次第では汗がドバっと出てくること必死なので、水分はちょっと多めに持って行くと良いかと!

飯が最高に美味かった

29年生きていながら、西にしか目が向かなかった自分を責めなければならないぐらい、冷麺、わんこそば、郭公だんご…どれも滅茶苦茶美味かったです!
今回、時間や胃腸の関係でどうしても省略してしまった部分があったところはリベンジしたいのう…!

それに、何よりも同じ日ノ本。新幹線で3時間ぐらい。始発から終点までという気楽さも◎!
また時間がポッと空いたら、遊びに行きたいと思います!